芦屋奥池に、小説家、テレビの司会者、放送作家作家など多彩な活躍をされた藤本義一氏のギャラリー「藤本義一の書斎」を訪ねました。二女の藤本芽子さんと、ギャラリーを管理する画家の方がおられ、お話を伺うことができました。義一さんの机です。 若かりし頃は「東の井上ひさし、西の藤本義一」と呼ばれるほどの賞を競い合った仲ですが、井上ひさしさんからの葉書もありました。 こちらは田辺聖子さんからのお手紙。ペイネのイラストの便箋と封筒、田辺さんの字も可愛い。こちらは義一さんの日記。執筆した著書も多く、書棚を埋め尽くしていました。昭和41年に発刊された「全調査京阪神周辺 酒、女、女の店」目次だけ見ていても、時代が反映されていて面白いのですが、義一さんは全店踏破されたのでしょうか。 ここで初めて知ったのは、義一さんがゴッホの大ファンであったこと。今は残念ながら残っていませんが、ギャラリーの前に、このようなゴッホの「黄色いアルルの家」を模して別邸を建てられたとのこと。壁の色も黄色く塗られていたそうです。 ゴッホの細長いベッドも再現して作られ、義一さんのお気に入りだったとのこと。 義一さんの生前のDVDもたくさん見せていただきました。ギャラリーは土曜と日曜に開廊されており、入場料は無料です。http://giichigallery.net/information.html
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